2005年10月02日

_ [音楽]ベンちゃん裏ベストを選曲してみた

最近やたらベン・フォールズづいてます。まるで大ファンになってしまったかのようです(笑)。まあコピーバンドを熱心にやってたくらいですから確かに好きなんですが。でもいまでもベンの最新情報をトレースできているのは、やはりあすみちゃんの存在抜きにはありえません*1

さて今回の来日公演のセットリストをながめていると、あの曲やってほしかったなー、という曲がたくさん出てきてしまいました。そこで思い立って、将来いずれ発売されるであろうベストアルバムから漏れそうな曲を想像し、さらにその中から僕が気に入っている(できれば多くの人に聴いてもらいたい)曲を集めてみました。あ、ベン・フォールズ・ファイヴ(以下 BF5)時代の曲も含めています。

  • missing the war (live)
  • she don't use jelly

B00000DB39

B00005R6F1

どちらもシングル「air」のカップリング曲です。このシングルは中古屋さんで 100 円くらいで入手できると思います(笑)。

前者のスタジオ版は 2nd アルバムに収録。1997年のツアーはこの曲で始まることも多かったはず。このシングル収録のこのライブテイクは、とってもとっても素晴らしいです。

後者はフレイミング・リップスのカバーですが、原曲とは似ても似つかぬファニーなアレンジになっています。しかも素晴らしいデキです。

あ、そういえばこの2曲は、ライブ DVD『セッションズ』でライブテイクを目でも楽しむことが出来ました。ていうかこの DVD は BF5 ファンなら必見です。

  • barry town

B00005HRGM

B0007WZTUW

サントラ盤『me, myself and Irene』(邦題『ふたりの男とひとりの女』)に収録。ジム・キャリーとレニー・ゼルウィガーが共演した 2001 年の映画で、全然ヒットしませんでした(笑)。曲はスティーリー・ダンのカバー。僕はこのカバーが大好きで、事あるごとに推薦しているのですが、なかなか陽の目が当たらないです。このまま埋もれさせてしまうのは本当に惜しいです。

映画のほうは、下ネタもたくさんあるので、眉をひそめる向きもあることでしょう。まあ、コメディです。僕はわりと好きな映画でした。ジムの子供たちがいいやつらで痛快だし、レニーはめっちゃかわいいし。しかしこの映画の DVD がたったの 1,000 円と知って驚き。安い!

  • jane
  • lullabye

B00000JX8X

どちらも BF5 の 3rd アルバム『ラインホルト・メスナーの肖像』に収録。両方ともアルバム発売当初は僕の眠気を誘うだけの曲だったんですが、これが今聴くと実によい曲。BF5 からソロへの過渡期を象徴するような曲かもしれません。

  • inbetween days
  • dog

B0000W3RE4

どちらも『speed graphic』に収録。限定盤だったのでこれからの入手は難しいかも。前者はキュアーが1985年に出した曲のカバー。この元曲のことは1985年当時から知っていたので、ベンちゃんがカバーすると聞いたときはその目の付け所にうなったものです。

後者はベンちゃんが BF5 を始める前から作っていた曲だそうです。今回のライブでぜひ聴いてみたかった曲のひとつでした。ノリノリな曲調なのできっと盛り上がったと思うのですが。

  • learn to live with what you are
  • rock star

B0000W3REE

どちらも『sunny 16』に収録。これまた限定盤。前者はエルトン・ジョンがやっていそうな感じのスケール感の大きい曲です。歌詞もなんとなく哲学的というか1970年代のシンガーソングライター風。英語で読んでも日本語訳を読んでもわけがわかりません。そんなところはボブ・ディラン風(笑)。でもそんな点もあいまって、とても味わい深い曲です。

後者はワルツ調で、ロックスターの悲哀を皮肉っぽくというかさらりというか、そんな感じでオブラートに包んで歌っている曲。ある意味ものすごく地味な曲なので、飛ばして聴いている人も多いような気がします。でも僕はこの曲がとても大好きなんですよねー。これもライブで聴きたかったなあ。後半のコーラスなんかはとてもライブで映えると思うんですが。

  • get your hands off my woman
  • adelaide

B00024ZAGS

どちらも『super D』に収録。いわゆる EP 三部作の最終章。これも限定盤です。三部作はどれも充実の内容でした。限定にしておくのはもったいないので、いつかまとめて1枚にして再発とかしてくれないかなー。

前者はダークネスのカバーで最高のデキ。ベンちゃんは本当にカバーセンスがあります。カバー曲だけでアルバムを選曲しても、きっと相当いいものになることでしょう。

後者はオーストラリアの地名。ベンちゃんの奥様フラリーさんの出身地で、ベンちゃんも一時期居を構えていたはず。「カーレースをやっている」「雨が降る」など歌われていますが、1990年代に F1 ファンをやっていた人なら大きくうなずくことでしょう。曲の冒頭の "Hello," という電話の声の主はフラリーさんだと思いますが、もしかしてこれはアデレード訛りの発音なのかなあ?とか想像しています。

…てな感じで、みなさんにも聴いていただけたら至上の幸福であります。

追記

アマゾンでユーザ評価を読んでいたら、EP 三部作の評判が悪くてびっくり。正確に言うと、1枚目の評価が高くて、2枚目・3枚目の評価が低いです。より正確に言うと、低い評価をしている人が何人かいました。

やーん、わかってないなー。とか、言ってみる(笑)。

*1 僕が自分から新譜を常に気にかけているのは、いまや奥田民生だけじゃないかなあ。斉藤和義でさえ数年前からなにも聴いていないと思うし。

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