人間の能力は不変か、それとも成長するものか。さてあなたはどう考える?…といった命題について研究している学者さんのインタビューが紹介されたエントリを読んだ。その中で、子供の褒め方の比較の実験が紹介されていた。
1つのグループの子供達については よい結果を出した場合にその結果を褒めた。 そうやって褒められた子供は困難に出会うと 簡単にあきらめてしまった。
別のグループの子供たちについては 頑張った場合やうまいやり方を考え出した場合に、 頑張りややり方を褒めた。 そうやって褒められた子供が困難に出会うと、 前にもまして頑張ろうとしたり、 うまりやり方を考えようとした。
大変示唆に富んだ実験結果だと思う。そして後者のほうが明らかに、よい方法のように思える。
ちなみに、冒頭の命題に対して僕自身の考えを書くと、こんな感じ。
なおこのエントリに寄せられた「私は固定思考派」「私は成長思考派」といったコメントに対する返事として、ブログ作成者の方は次のような見解を示している。
インタビューの中では、論点を明確にするために、 いろいろな点で話を単純化していると思います。 実際には固定思考か成長思考の白か黒かではなく、 いろいろな濃さのグレーなのだと思います。
まだ10日しか経っていないのに、もうずいぶん昔の話のように思えるクロアチア戦後の柳沢の発言。
急にボールが来たので。 足の内側でければよかったが、 外側で蹴ってしまった
ワールドカップの前に、やべっちFCで加地のインタビューが放送された。その中で、昨シーズンのジュビロ戦の時に名波と話をした、というエピソードが話された。 なんでも、加地は名波とほとんど面識がなかったのだが、この日の試合前に突然名波から一言だけ、
「負けるなよ」
…と話しかけられたのだそうだ。
この直後、この発言について名波に確認をとった映像も流された。
この放送の模様は、下記サイトで詳細に再現されていたのでご興味のある方はぜひどうぞ。
名波は代表の喜びや苦しみ、その重みを深く体得している稀有な選手だ。その彼がワールドカップに臨む加地に対して捧げたこのたった一言に、僕はとっても感動した。名波の想いが完璧に込められた一言だと感じた。
名波すごい。こいつやっぱり魂のキャプテンだ。日本のデシャンだ。きっと監督になっても成功するぞ。服部もそうだけど。
上記サイトでは名波の解説を読むことができる。彼のインタビューはいつも面白いと評判だが、この解説連載も期待にたがわぬ出来。
ブラジル戦の解説の最後に、中田ヒデに関するコメントが寄せられていた。
ヒデはずっと日本サッカーを引っ張って、戦ってきた。 昨日、ああしてピッチに倒れる姿を見て、 代表に初めて入った年齢(20歳)から、 年齢以上の重荷をずっと背負って ここまで走ってきたんだとあらためて感じた。 絶対に、人に弱味は見せなかったし、 メディアに話をすることもなかった。 けれども、彼がどれほどの功績を残したのか、 近くで見た若い選手たちは忘れちゃいけない。 センターサークルに一人で座っていたヒデのところに、 俺は行きたかった。行って、 ヒデ、もう一度W杯をやってくれよ、 と声を掛けたかった。 彼に失礼だと思うが、 本当によくやった、と言いたい。
センターサークルのヒデのところに行きたかった、と語る名波に、またほれた。こいつやっぱり魂のキャプテンだ。日本のデシャンだ。きっと監督になっても成功するぞ。
現実には、そのヒデに寄っていった選手は宮本だけだったらしい。悲しいなあ。
それにしてもヒデには、あのグラウンドでぶっ倒れる権利があった。
6/26(月)〜7/17(月・祝)まで。入場無料。なるほど、ソニービルはビートルズ来日と同い年だったのね。
しかし一番の驚きは、ソニービルを管理運営する会社の名前がソニー企業株式会社なんてのだったこと。
固定思考と成長思考の記事はすごく興味深かった。自分はどう考えるか?という点については、基本的にけんご殿と同じかな。<br>といいつつ、私はつい成長についても「コストパフォーマンス」を気にしてしまいます。成長したかもしれないけど、コストは思った以上にかかったな、という。これなら成長しなくてもよかったかも、とまではあまり思わないけど、近いことを考えてしまうことはあるような。
損得は結構考えちゃうよねえ。でもあまり考えないほうがいいのかもしれない。考えることもコストだったりするからね。<br>と、近所のスーパーのチラシを見比べつつ書く。どっちが安いか…