_ [旅行][サッカー]デンマークで芝生の上でサッカーをやってきた

芝生の上でサッカーをするのは、僕のかねてからの夢だった。今回知人の厚意により、デンマークでそれをかなえることができた。

場所は彼も通っていた近所の高校のグラウンド。広いグラウンドの全面が天然芝で覆われていた。陽は照り注ぎ風は涼しい。グラウンドの中央まで足を進めると、なんとも爽快な気分に包まれた。

本日のプレイヤーは、僕、知人、知人の弟、知人の父上、で計 4 人。僕は知人と組んで、日本チームを結成。A 代表はもちろん、おそらくほとんどのカテゴリーで未対決であろう、記念すべきデンマーク vs 日本のゲームのホイッスルが鳴った。

知人の弟は現役の高校生で、いわばホームグラウンドでのプレイ。ジダンのユニフォームを着た彼は軽快なステップで僕を何度もかわしていった。父上も地元クラブで長くプレイしており、走力やテクニックはもちろん僕以上。僕はへろへろになるまで走りまわされてしまったが、キーパーなしだったためもありスコアは常に拮抗していた。ゲームは30分くらいで終了し、結局はホームのデンマークが勝利を収めた。日本は金星を逃してしまった。

さて、初めて芝生の上でプレイして気づいたことがいくつかあった。

• 芝生によってボールがやや浮いた状態になるので、ボールの下に容易に足を入れることができる。結果、セットプレイを蹴る練習がやりやすいはず。
• 芝でボールのスピードが殺されるので、自然と強いキックを蹴られるようになる。

どちらもサッカーの重要な技術だ。芝生の上でプレイすれば、これらの技術が自然と養成されるようになっている。高校時代からこういう環境でプレイできるなんて、実にうらやましい限りだ。

でもサッカーで本当に大切なことは、グラウンドが芝生であるとか土であるとかではないのかもしれない。念願の芝生の上でのサッカーができたことはとても嬉しかったが、それ以上に、彼らと一緒にプレイした時間そのものが、僕にとっては本当に楽しいものだった。