2006年10月24日

_ [音楽]HARCO 渋谷クアトロワンマンライブ

セットリスト

レコ発記念ワンマンライブということで、時間長めだった。演奏曲はこのところのライブのレパートリーの集大成的なもの+新譜の全曲、だった。僕が期待していた初期曲やマリンバ演奏はなかった。残念。

  • 石坂さんのギターが最高。アドバンテージルーシーのライブも見に行ってみようかな。
  • Quinka, with a Yawn のライブが 12 月にあるそうだ。見に行ってみようかな。
    • と思って調べたら、ルーシーと Quinka が一緒に出るライブを発見。これにしよう。
  • ゲストのベベチオのボーカルはとってもいい歌声だった。
  • 「キャンドルナイト」の演出がよかった。
  • そういえば衣装もテーマが実にシンプルでわかりやすくて、しかも小粋でよかった。
    • こういうしゃれたセンスは実に HARCO らしくてよいね。
  • 来年は HARCO 10周年ということで、ベスト盤が出るそうだ。「現在廃盤の V2 レコード時代の作品も収録予定」とのこと。あれもう廃盤だったのか。

会場には、普段は全然会わない音楽的知り合いが、しめしあわせてもいないのに 3 人も来ていた。アンテナの感度が近しい人がこんなにいるなんて嬉しいなあ。

ロビーの花束

ロビーには、HARCO がエンディングテーマを担当している番組『味楽る!ミミカ』からの花束が飾られていた。

そして今日一番の収穫は、石坂さんによる「サザエがまたなんかやらかしちゃったときそれを知った瞬間のマスオ」の物まね。完璧だった。

_ [その他]テレビドラマ『僕の歩く道』

死生観を正面から問いかけて描いた『僕の生きる道』、現代日本社会の家族愛のあり方についてとりあげた『僕と彼女と彼女の生きる道』。どちらも大変真摯でシリアスで、素晴らしいドラマだったと思う。特に、全国ネットの火曜日22時というテレビドラマにおける超ポップマーケットの枠組みの中でこれらの企画を成立させてきたという点が素晴らしい。

このスタッフに、また同じ姿勢でドラマを作ってほしい。それは多くの視聴者が望んでいたことだと思う。そして僕は、「次回作があるならば、精神病または障害者をテーマにしてほしい」と思っていた。どちらも僕の身近にないもので、しかも避けて通りたくはなく、正面から知ってみたいという興味があったからだ。

ちなみに精神病については、その後自分が実際にうつ病になったために、十分すぎるほどの知識を身をもって得ることができた。

そしてこの 10 月に、『僕の歩く道』が始まった。テーマは障害者の生活、自立、そして共存、のようだ。主人公は自閉症という設定になっている。現在第四話を終えたところだが、期待通り実に真摯に作られており、毎週熱心に見入っている。毎回ドラマを見終わったら、あすみちゃんとしばらく議論をしている。

本当はもっと多くの友達とこの話をしてみたいけど、多分にシリアスなのでカジュアルな場で話すのは難しそうだ。あと、実際に障害者の家族を持っている知人と話してみたいところだが、それも大変に気が引ける。

だからネットの掲示板とかに参加してみようかな、と思っている。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]
ゆりっぺ (2006年11月05日 16:16)

ビデオにとって見てます。(前回分はまだ見てない・・・)
自閉症の就労支援をしている皆さんにとっては、とっても追い風になってるようです。
障害の特性ネタも随所にちりばめられ、障害についてよく知らない人にもやさしい作りになっていますよね。(お金の管理とか、こだわりとか)

見通しに不安があるとパニックになる。
それは、健常者だって同じ。テレビを見て、多くの人がそう感じてくれればと思います。

hisa (2006年11月08日 09:36)

セットリストによると、アンコールも含めて22曲ですか〜。
おなかいっぱいのライブだった様ですね。
初期の頃の作品が無かった様ですが、この曲数だと、おそらく「文房グルーヴ」をやる時間も無かったと思われ・・・こちらも残念(笑)。また、MCも結構入っていてるようですが、どんなこと話すのかなとちょっと気になったりしてます。加えて、
>今日一番の収穫は、石坂さんによる「サザエがまたなんかやらかしちゃったときそれを知った瞬間のマスオ」の物まね。完璧だった。
・・・何となく想像できるのですが、こちらもすごく気になります(笑)。
という訳で、HARCO、広島にも来ないかな。

けんご (2006年11月08日 21:56)

>ゆりっぺさん
今回のドラマでは、主人公の周りにいろいろな立場・考え方の人を配しているのがよいですね。いい・悪いの二極化ではなく、多面的に事象をとらえることができると思います。

僕はこれまでの人生で、いろいろなことを多面的にとらえて経験として蓄積してきました。そして僕は障害者に関しては、多面的なとらえかたを始めたばかりだと思います。このドラマはそんな僕にとって貴重な機会を与えてくれていると思います。


>hisa さん
はい、文房グルーヴはナシでした。残念!(笑)
でも「キャンドルナイト」の演出がとても素敵でしたよ。どんなものかというと、演奏が始まる前に照明をすべて落として、メンバーの手元にひとつずつキャンドルを点して演奏をし、曲が終わってからそれぞれが手元のキャンドルをゆっくり吹き消す、というものでした。曲の成り立ちとか歌詞にもしっかりリンクした、とてもロマンチックな演出でした。

HARCO の MC は面白いですよ。あれはモテる(笑)。

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