デンマーク料理には、特に代表的なメニューはない感じ。知人からはすでにそのように聞いていたけど、実際に現地に行って味わって、それがよくわかったかなー。
基本的にはサンドイッチ。ただし片面乗せ。オープンサンドイッチと呼ぶらしい。パンはライ麦黒パンで、香りと味にちょっとクセがある。これにニシンの酢漬けやサーモン、チーズ、ハムなどを、これでもか!というくらいにどかどか乗せて食べる。そして何を乗せて食べても、酢の味がする。それも日本の酢の味ではないので、日本人では口に合わない人もいるかもしれない。デンマークの酢には、昆布の旨みとかが入っていないのかも?と感じたがどうなんだろうか。
野菜はほとんど摂らない。せいぜいジャガイモを食べるくらいみたいだ。そんな感じなので、栄養素は偏っているようだ。
お菓子は、どれも砂糖の量が半端じゃなかった。日本で一番甘いお菓子があったとして、その 10 倍は甘いのではないだろうか。デンマークといえばデニッシュペストリーが有名なのでひとつ買って食べてみたけど、これもものすごく甘かった。
こんな感じの食生活が原因で健康を害している層はとても多く、肥満が社会問題にもなっている。たまたま僕の知人の一家は全員がスリムで健康なのだけど、それは知人一家の教育水準に関連しているらしい。聞いたところによるとデンマークでは、教育水準と健康への意識の高さが正の相関関係にあるとのこと。つまり教育水準が高いほど健康への意識が高く、その逆もまた真なり、という構図があるのだそうだ。健康への意識が高い人たちは、食生活に気を配ったりフィットネスに行ったりするのだが、あまり頓着しない人たちは高カロリー・偏食・不規則な摂取・不摂生などを重ねてしまって健康を害しやすくなるらしい。デンマークでは大学も含めたすべての教育が公費でまかなわれているのだが、だからといってすべての人が高い教育水準を望むわけでもないとのこと。
そんなデンマーク料理だけど、日本にもレストランあるかな?と思って検索したら、六本木にあるカフェ・デイジーというお店が見つかった。
このページだけ見ると、やたらうまそうだ。
これはおまけ。スーパーで売られていたボール型のソーセージで、商品名は「kick'n rush」。うーんイングランド。