2007年02月15日 [長年日記]

[日常]「要するに」と言う前置きを多用する人の話はまったく要されていない

たまに、話の長い人に出会う。そして最近気づいたのだが、そういう人の中には「要するに」という前置きを多用する人が多い。しかしその前置きに続く話が要されていることは、僕が体験している限りでは、まったくない。

この事象は、かなり示唆に富んでいる。そもそも、「要するに」という前置きを必要とした時点で、その人には話を要約する能力がなかった、という見方もできる。

ケースバイケースではあるが、根本的には、「要するに」から話をまとめにかかる能力よりも、最初から意図を簡潔に伝えられる能力のほうが有益な気がした。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
ふみこ (2007年02月15日 12:53)

「逆に言うと」が効果的に使われることは少ない。<br>「結論から言うと」が実行されることも少ない。<br><br>なども定説の一つに入れておいてください。

けんご (2007年02月18日 02:37)

おお、面白い。他にもいろいろありそうだ。<br>個人的には、カッコを多用する文章はスマートではない、という印象を持っています。<br><br>【あるサイトの文章より引用】<br>> 「単にバブルが弾けただけだ」と結論付けるのは簡単。<br>> だが、個人的には「業界の“自業自得”なんじゃないの」<br>> という思いの方が強い。<br>> なぜなら、彼らは 90年代に起きたバブルが弾けて以降、<br>> 自分達が販売する商品の「作品力」を上げることをせず、<br>> 安易な方法論でお茶を濁してきたように見えるからだ。<br><br>読みにくい。伝聞箇所以外はカッコ要らないのではないか。<br>もちろん伝えたいニュアンスがあるからこうしたのだろうけど。他には、カッコで囲まないとクレーム挙げる読者がいるから自主規制…みたいな理由もあるかもしれない。<br><br>でもやっぱり、カッコなしで伝える文章のほうが読みやすくて、結果スマートな印象を受けます。もしかしたら僕だけかも知れないですが。


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