2007年02月18日

_ [バンド]R-09 使用レポート続編

2月1日のエントリで紹介した R-09 の使用レポート続編。

  • 録音途中に入力レベル調整ができるのが嬉しい。
    • PEAK インジケータが光ったら、つまり「あ、これはデカすぎるな」と感じたら、その場で入力レベルを下げるということが可能。しかもその操作音は録音されない。これは助かる。
  • PEAK インジケータが点灯したとしても、クリッピングノイズは入らない。これも助かる。
    • インジケータが点灯して「あ、しまった!」と思っても、実はクリッピングノイズが入っていないから、改めて録り直す必要がない。
      • ただしこれは逆の意味では不便。なぜかというと、定石通りに PEAK インジケータが光らない程度に入力レベルを調整しても、実はそれは理想よりもやや小さめの音量で録音されてしまうことになるだ。だから適正レベルの追求をしたい人には使いにくい設定かもしれない。
      • でもデジタル録音のクリッピングノイズは本当に耳障りだから、それをなるべく避ける方向でチューニングが施されたのではないだろうか。

_ [Mac][バンド]Audacity でノイズ除去

1月30日のエントリで紹介した Audacity を使って、MP3 ファイルのノイズ除去を行った。結果はまずまず。

音源は知人がライブ出演したときのもので、全編にジーッというノイズがかぶってしまっていた。ソースは MD。

下記手順で除去を行った。

  1. R-09 を使って、ソースを MP3 でリッピング。
  2. MP3 ファイルを Mac に転送。
  3. Audacity を起動し、MP3 ファイルをインポート。
  4. ノイズだけが聞こえる箇所を選択。
  5. Effect メニューから Noise Removal... を選択。
  6. "Get Noise Profile" をクリック。これでノイズ成分の分析(除去対象のノイズの決定)が行われる。
  7. 除去の程度を設定する。具体的には、"Preview" をクリックして試聴し、効き過ぎだと感じたら設定バーを Less へ、もっと効かせたいと感じたら More へ。
  8. "Remove Noise" をクリック。

これで除去は完了。最後に再度 MP3 形式でエクスポートすれば、ノイズ除去された MP3 ファイルが出来上がり。

聴くと、見事にノイズは除去されていた。ただし静かな箇所でシュワシュワといった音が聞こえるようになってしまった。これはノイズ除去のせいかもしれないし、MP3 エンコーディングを二重に行ったせいかもしれない。ソースが Wave 形式などだったら結果はもっとよくなっているかも。

それにしても便利だ Audacity。これがフリーだとはありがたすぎる。Windows 用も Linux 用もあるので興味のある方はぜひ。

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