「聴き手がいなかったら 僕は存在の意義がないからね。 僕の、ちょっとだけ奇妙な音楽を 支持してくれたニューキッズたちがいた、1980年、81年… 彼らには今でも恩義に感じている。 彼らが僕のことを見つけてくれたからね」 音楽は、わりとファンのためなんですか、 と尋ねたら答えてくれた。きっぱりと。 「僕の場合は100%そうです。 僕のファンがたった1人になるまで、僕はずっと歌うよ」
自分のためになんてのは当たり前で、誰かのためにと思ったときに人は初めてすごい力を出すのだ、と前田日明も言っていた。僕は佐野元春と前田日明の発言を全面的に支持する。
ある境地まで行けば、誰もがこう思ってくれるような気がする。そうあってほしいと僕は願っている。