Mac OS 8 は、夢の OS になるはずだった。ところがその夢の OS は頓挫。製作中止になってしまった。にもかかわらず、アップルは Mac OS 8 という名前の OS を発売した。その中身は System 7 と同じで、いくつかの機能追加はあったとはいえ革新的とはとても言えないものだった。
そんな事態の理由は下記のとおりらしい。
ジョブズは、 (略) 互換機ビジネスの幕引きを計る。 ここで問題となったのが 互換機メーカーと交わした契約書だ。 アップルは互換機メーカーに対して、 Mac OS 7.xを提供し続ける旨の契約を結んでいた。 そこでジョブズは、このバージョン番号に着目し、 元々Mac OS 7.7として開発していた新OSの名称を Mac OS 8と名称変更し、 契約を反故にした。 Mac OS 8とは、 元々はCoplandにつける予定のOS番号だった。