教授がネットでコラム連載をやっているのを知った。読者からの質問に答える形。
僕がまず読んだ回がこれ。質問は、「作曲に音楽の知識は必要ですか?」というもの。
教授の返答を要約するとこんな感じ。「知識は必要。だが音楽の学問は作曲には役に立たない」。
音楽にかんする知識がなかったら、 作曲なんかできるはずがない。 言葉を知らなければ小説を書けないのとおなじです。 ボーっとしているだけで何かがわいてくるということは 幻想です。
学問としての音楽は、 定義づけだったり、ネーミングだったり、ジャンル分けだったり…… 音楽を理解するための方法なんです。 最初にそれをやった人ではなく、あとの人が “あとづけ”として体系化したものだから、 いざ作曲に用いようとしても、 役立たないことのほうが多いのです。
大変含蓄のある見解だと思った。
では、センスと知識はどっちが重要か。そうねー、どっちも大事だけど、極論すればセンスのほうが大事なんじゃないかな。
でも教授の曲を聴くと、あーやっぱり知識があるとホント豊かだよね…と思う。センスある人が知識を持つと鬼に金棒。