2009年04月17日

[書籍][バンド]『BECK』を読んでいると幸せな気分になる

バンド仲間からの強い推薦に興味を持ち読んでみたらほんとおもしろいー。ファンタジー箇所はどうしてもあるけど総論オッケーオッケーだなー。

ギター演奏の描写は偏執的。指のしなりリアルだし弦の太さまでちゃんと描き分けてるし。これがMANGAの底力ですよw

でもそんなことより、主人公コユキが熱唱した瞬間の観衆の空気がもうゾクゾクです。

まだ17巻までしか読んでませんが、その中で僕が強烈に胸を打たれたのは次の2シーン。

  • 雨の野外ロックフェスの一番小さなステージという悪条件下。当然お客さんはひどく少なく、BECK のメンバーもテンションあがらず。そんな中コユキが一言。「…でも、いつも来てくれてるお客さんもいるよ…」ダハー。
  • いじめられっこだった千葉の回想シーン。中学校の屋上で一人、ヘッドフォンでジェネレーション69(モデルはブルーハーツっぽい)というバンドのテープを聴いている。「…ジェネレーション69 がいなかったら、俺は人生をやれていなかったかもしれない」ダハー

音楽って、バンドってすばらちい。

追記

おなじく名作『はじめの一歩』に雰囲気が似てるなーと思いました。編集者が同じだったりして。ていうかこれが講談社カラーなのかなのか。

あと『柔道物語』という名作もあるな。すごいなマガジン。

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