◆ [その他]前田日明の提言「三沢ありがとう、だけじゃなくて、なんでだ、と言うべき」
- 前田日明から見た「三沢光晴の死、そしてプロレスの未来」(後編) - 日刊サイゾー
- http://www.cyzo.com/2009/06/post_2204.html
ファンもね、やっぱり声を上げていかなきゃいけないんですよ。
『三沢ありがとう』だけじゃダメで、
『三沢がどうして死んだか』とね
膝を打って同意。突っ込みどころ満載の悲惨な事件だったのに、被害者への「ありがとう」の声だけしか聞こえてこないのが僕には空恐ろしい。
それと、ファンの声も大事だがその前に、こうした件に関して堅実に論じることができる気鋭のジャーナリストが、プロレスマスコミ界にいるんだろうか。いないのならば、未来は暗い。いまと同じように暗い。
そういえば前田も言っていたような気がするんだけど、プロレスラー出身のプロレスジャーナリストがいない/なれない/存在できないってのはすごい弱みだ。いろいろな意味で。
お、調べたらやっぱり前田の発言だった。というわけで次のエントリに譲る。
◆ [書籍][日常]『紙の前田日明—インタビューという名のエネルギー史!』
僕が読んだプロレス/格闘技関連本の中で一番好きな本がこれ。
久々に読みなおしていたらやっぱりのっけから面白すぎる。その一部を抜粋。
- まえがきに描かれた前田像がよかった。
- 前田はリングの中でも外でも、すぐムキになる、強烈な言葉をぶつけるからトラブルが多々ある、他人と溝ができる、孤独が待っている、虚無感を感じる、…だがすぐにまたムキになる、自分にとって正しい生き方をぶつけ続ける、いまの時代では相当カッコ悪い…
- プロレス業界では選手を引退してから評論家になる人がいない、それがプロレスマスコミの低質の大きな原因だ、という指摘があった。
- 第二次 UWF が消滅したときの心境について、こういうときに人は自殺したり発狂したりするんだってわかった、と語っている。
- 自分を否定した人のこともよくわかる、オレ自身はオレのこともよくわかる。でも相反する二つのものをわかろうと思ったら、頭狂うしかないんだよ。で、逃げても、自分に襲われるの。と…。
- 僕はうつ病のとき、まさにこういう思考をしていたので、思わずハッとした。
アマゾンには新品はなく、中古が 8 円から売られている。8 円てあーた…。この内容で 8 円はないよ〜。あと 10 冊買っておこうかな?
『紙の前田日明—インタビューという名のエネルギー史!』
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