2009年11月05日 [長年日記]

[映画][音楽][バンド]『ラストワルツ』

後輩に誘ってもらって、初めてこの作品を、しかも映画館で観ることができた。ありがとー。

今回この作品にあてがわれた部屋は試写室のように小さかったので、いつか大劇場でまた観られたらいいなあ。

特に強く印象に残った点はふたつ。

ボブ・ディランが自由すぎる

演奏された2曲、どちらも知っていたけど、アレンジがすごくて気づくまでに時間がかかった。forever young はサビでやっと、baby let me follow you down は歌い出しですぐわかったけどでもいやすごい。

でも僕、forever young は『Biograph』のデモテイクみたいなやつしか知らないから、もしかしたらこのライブのアレンジはスタジオ版に近いのかも…とは思えないところがディラン。自由すぎる。いいなあ。

しかし何やっても周りが許してくれるってのも、存外つまらなかったりするのかもね。だからディランはああやって波風立てて進むのかもしれない。エレキとかカントリーとかゴスペルとか。

ガースがすごい

楽典的知識を持つガースの存在が、ザ・バンドを別のステージに上げたのではないか。この映画で初めて彼を知った僕の第一感想。

音楽理論とロック系の両方の素養を持つ人は、バンドマンからすると本当にありがたい存在。

余談

『パイレーツロック』の予告編の直後に「盗撮は犯罪です」の啓蒙CMが流れたので、コーラとポップコーン吹いた。


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