2009年11月24日 [長年日記]

[バンド]小型MTR はコードに引っ張られるので使いにくい

KORG Sound On Sound - guitars.grrr
http://guitars.grrr.jp/archives/2009/11/korg-sound-on-sound.php
モデリングエフェクトが入ってて、
ギターを直接突っ込める、
タッチパネル触ってリアルタイムにエフェクトをいじる、
そしてヴォーカル向けのエフェクトももちろん入ってるという...
チューナー内蔵で
スピーカーも内蔵で
電池も10時間持つという...
それでこの価格。

でも nano シリーズで自ら信頼に大きな傷をつけたコルグが出すハンディレコーダだから、怖くて手が出せない。

それはさておき。小型 MTR は軽量なので、ギターシールドをつなぐとその重みに引っ張られてしまう。向きが変わったり机から落ちたりと、実に設置が不安定。このため録音作業に集中できない。これは音楽行為にとって非常に大きなストレス。

僕は昔、KORG PXR4 という手のひらサイズの 4 トラック MTR を買ったことがあったが、上述の問題が大きな障害になったのですぐに手放してしまった。他にもいろいろ理由があった。メリットは接地面積の小ささくらいだったような。

だからバンドマンは、コードの重みに負けない大きさ/重さの MTR を使ったほうがよい、というのが僕の経験則。

[バンド][IT]PXR4 で録音した Ask Me Why と、YouTube は音楽ファイル発表には使いたくないという話

その PXR4 で僕がテスト録音したファイルをご紹介。ビートルズの Ask Me Why です。約2分半です。

この録音にかかった時間は20分ほど。どのパートもワンテイクだし、歌にいたってはコピペしている(つまり2番と3番は歌っていない)。こんなことがささっとできるのはカバー曲だから。やることがすでに決まっているので簡単。逆に言うと小型MTR は、オリジナル楽曲作成のような試行錯誤を繰り返す作業には向いていないと思う。

ところで今回のファイル公開には YouTube を用いたが、よしあしがある。

一番のメリットは、カバー曲を手数抜きで無料で公開できること。わずらわしい権利関係の処理は、YouTube が代行してくれる。

一番のデメリットは、静止画が間抜けなこと。

やっぱり理想はポッドキャストだなあ。でも喜ぶ人が多いのは YouTube のほうだろうな。

つまり折衷案としては、ポッドキャストとブログ埋め込みのハイブリッド。その方法を僕はずっと探している。


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