知人から、日商簿記 2 級の試験のことについて聞かれたので、僕の経験をまとめてメモします。
では以下詳細を記します。
約 2 ヶ月半。
しかしできれば 3 ヶ月以上あったほうがよいと思う。
僕の場合、勉強期間がたまたま時間的に余裕のある時期に重なったので、かなり無理がきいた(1 日に 5 時間以上も勉強したりとか)。相当詰め込み勉強をしていた気がする。
だが一般的な会社人生活をおくる場合はそれほど時間はとれないと思うので、その分全体の期間を長めにとったほうがよさそうに感じる。
なお後述するが、それでも毎日最低 2 時間は勉強することをおすすめする。それも難しいようなら、とにかく毎日、少しでも勉強するほうがよい。いろいろ見聞きした範囲では、一時的な詰め込み勉強よりも毎日コツコツ型のほうが簿記試験には向いているようだから。
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簿記知識がゼロだった僕は、まず図書館に行き、そこにあったこの本を読んだ。これが当たり。簿記の基礎中の基礎がものすごくわかりやすくシンプルに書かれている、とてもよい本だった。最初にこの本に出会えたのはラッキーだった。
日商簿記2級 TAC 「テキスト」&「トレーニング」と過去問題集
うなるほど出ている教材の中から、僕は TAC 出版の教科書(「テキスト」)と問題集(「トレーニング」)を選んだ。ネットでの評判がわりとよかったので。ちなみに TAC 出版だけでも相当な種類の教材が出ている。僕が選んだ「テキスト」&「トレーニング」の場合、それぞれ商業簿記と工業簿記があるので、購入冊数は合計 4 冊になった。
この「テキスト」と「トレーニング」は章立てが対になっているので、セットで勉強することで初めて効率が高くなる。
購入時点で最新版のものを買った。過去 12 回分(第 100 回〜第 111 回分)の過去問と解説が収められていた。
以上 5 冊の購入時価格は、合計で 9,240 円だった。勉強のために費やした直接金額はこれがすべてだった。
僕の場合、今年の4月初旬にこれらの本を新品で購入して勉強し、6月の試験に合格できた。他の教材は使わずにすんだ。
個人的な意見だが、この5冊でしっかり勉強すれば、合格に必要な最低限の学力は身に付くと思う。
ただ、過去問はなるべく新しいほうがよいので、もし直前の分が問題集に入っていない場合はどこかから入手して勉強したほうがよいかなと思う。
僕の場合、約2ヵ月半、毎日最低2時間の勉強を続けた。何日かは2時間未満の日があったけど、それはほんの数日だけ。
5月の最終週からは、過去問をやり始めた。解けなかった問題は必ず復習し、またテキストで関連問題を解いた。得意な問題はひとまずおいて、間違った問題、苦手な問題の克服に力を注いで、欠点をなくすようにした。
読むだけでは絶対ダメ。書くこと。インプットだけではなくアウトプットを必ず行うこと。これは簿記に限らず勉強全般に言えることだと思う。英会話でもそうだ。聞くだけじゃ全然ダメで、自分で文を考えて話さないとまったく伸びない。