ビートルズのレコーディングエンジニアとして知られるジェフ・エメリックが書いた本。邦題はダサいので原題でご紹介。まあ、いま、日本人に、しかもマニア以外にも売ろうとしたら、この邦題になるのはしかたないけど。でもダサいけど。
さておき。この本の感触はまるで、翻訳物の青春小説のようだ。出だしの一文ですぐそんな印象を受けた。実際この本に描かれている世界は、まごうことなき、少年ジェフリーの青春そのものだと思う。
ビートルズとそのレコーディングに関するエピソードはマニアなら知っているものがかなり多いし、話の流れがどんなふうになっていくのかも世界中のファンはとっくにわかってしまっている。それでも、ものすごく面白い。半分も読んでないのにこの面白さ。続きを読むのが毎日楽しみでしょうがない。
松村雄策が、男性が書いたビートルズ内幕本はさわやかなものが多い、と指摘していたことがある。あれだけのモンスターバンドだったのだから、裏では本当にいろいろあったはずなのに、男性の元関係者が出す本はどれも基本的に、いい思い出・素晴らしい体験としてビートルズを語っていることが多いと。
この本も、その類いなんだと思う。おすすめします。特に、男の子のファンに。
2003年にフットサルチームで合宿に行ったときのこと。食事後に部屋に集まって、2002年の日本vsベルギー戦をワイワイ見ていた。稲本、行けー!とか。
するとそこにいた女子が、「もう結果わかってんじゃん!」と言った。なのになんでそんなに盛り上がってんの?訳わかんなくね?的な。
まことそのとおり。でも、ファンって、男の子って、こういうものではないでしょうか。僕は好きです。
アビーロードに行きたくなったなあ。
わたしゃ言わずもがな、ウチノカミサンも結果の解っている千葉鴎の試合を楽しんで見ていられるのですが....稀有な例っすか....? <br> <br> <br>あ、「ファン」っつーカテゴリーに分類されるのか(と、勝手に納得)
いや、DK 認定だったりして?(笑)