朝起きたらあすみちゃんが清志郎の訃報を知らせてくれた。しばらくベッドから起き上がれなかった。
はらはらと泣いた。この先、桑田や元春やポールが僕より先に亡くなる可能性を思ったら、さらに落ち込んだ。
僕に清志郎の素晴らしさを教えてくれたのは、僕の高校での後輩だった。「けんごちゃん、清志郎はキヨシなんだよ」「RCは、レッドクロコダイル続々、なんだよ」「シングルマン最高だよね!」あいつにとても会いたくなった。でも太陽のような素晴らしい男だったあいつも、10年以上前に逝ってしまった。
僕は普段はあすみちゃんに気を使って家では音楽を流していないけれど、今朝はあすみちゃんがそれをいいよと言ってくれた。
音楽を聴いていたら、清志郎から、“悲しい気分なんて ぶっ飛ばしちまいなよ” と言われた。
さよならキヨシロー。とてもつらいよ。「ヒッピーに捧ぐ」はいつだって簡単には聴けないけど、今日は特に聴けないよ。