2006年10月20日 [長年日記]
◆ [旅行][サッカー]デンマークのスポーツ事情
Jリーグがドイツのスポーツシューレ（総合スポーツクラブ）を理想としたことは有名だが、デンマークにも各地域にそれぞれスポーツクラブがあった。あるスポーツクラブを見に行くことができたが、広い敷地内に芝生のグラウンドやプール施設などが整備されていた。健康に気を配る人たちが熱心に利用しているそうだ。
ちなみにデンマークの学校には部活動のようなものはないそうだ。だから学生はみな、これらの地域のクラブでいろいろなスポーツをプレイしているらしい。
ところでデンマークで一番人気のスポーツは何か？と知人に尋ねたところ、なんとハンドボールだそうだ。プロリーグもあるそうで、確かにテレビ中継も行われていた。なんでも、男性は断然サッカーが好きなのだそうだが、女性はサッカーを見ないのだそうだ。でもそんな女性もハンドボールは好きだということで、デンマーク全体で見るとサッカーよりもハンドボールの人気が高い、ということになるらしい。
◆ [旅行]デンマークは風力発電が盛ん
デンマークには山がないと聞いていたが、本当にどこに行っても見渡す限り平原ばかりだった。そしてその風景の中には必ず、風力発電の風車が立っていた。
島根県にも同じ風車があるのを僕は見たことがあった。だが島根県のそれはポツンと一基あるだけで、しかもいつ行っても回っていないという、全体的にやる気の感じられないものだった。それに比べデンマークの風車はたいがい複数基が一カ所に設置されていて、そのすべてがいつでもブンブン回っていた。山がないので風が通りやすい、人口密度が少ないので風車の騒音被害の影響が少ない、という国土の特徴を存分に活かしているという感じだった。
知人にデンマークの電力事情を尋ねてみたところ、総電力のうち 25% が風力発電によってまかなわれているとのことだった。その次は、意外なことに、火力発電だった。なんとデンマークは、北海に油田を所有しているのだそうだ。つまり産油国！この石油は自国供給に使用するのはもちろんのこと、輸出までもしているらしい。